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本の紹介(No.3)
「日本外交史」
別卷3 年表
この年表は、天保13年(1842年)から昭和47年(1972年)までの
130年間の日本外交における動きを記述している。
この年表は、内容を外交関係に限定しているため、日本との対外
関係の動きは特に詳細に記述されている。通常、対外関係は事後に
なって初めて国と国とのやり取りが公表されるのであり、この年表も
過去の歴史的な交渉が鮮明に浮き出されている。
例えば、太平洋戦争終了後、マッカーサー元帥が日本に到着して
からのGHQとしての行動は、その足取りをこの年表である程度追跡
することが出来る。マ元帥は自身の回顧録を出版しているが、この
年表と合わせて読めば回顧録との整合性を発見できるはずである。
マ元帥は厚木飛行場に到着した2日後、東京湾ミズーリ号艦上に
おいて日本との降伏文書に調印している。その翌日の9月3日重光
外相は、軍政、軍事裁判、軍票に関する3布告公布阻止をマ元帥に
申出ている。この軍票については、進駐軍は既に一部使用していた
形跡があったが、流通中止を受け入れてくれた。
(注)
軍票が一部使用
された事及びその後軍票が流通中止になったことについては、この年表
には何も記述されていない。(M.D)
参考図書 (注)占領秘録(昭和27年・毎日新聞社)
(日本外交史 別卷3 年表 昭和49年・鹿島研究所出版会)
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